国産家具表示認定事業者のご紹介

 暮らしになじむ家具を作り続ける

 

       道産材にこだわり自社で乾燥 山室木工(株)

 

山室木工の原点ともいえる「北の匠」

 

■木材の品質を自社管理

木材の乾燥は、木製家具のクオリティを左右する大切な工程です。森の木を伐採しても。そのまますぐ家具の材料として使うことはできません。水分を多く含んでいるため、十分に乾燥しないと木材の収縮、寸法の狂い、反り、ワレ・ヒビ等が発生します。通常、無垢の木材を木製家具として使用するには1年以上の天然乾燥の期間が必要とされています。

山室木工ではこの乾燥を自社で行っています。そこに同社ならではのこだわりがあるのです。

 「約1年間天然乾燥して、その後に2週間ほど窯(かま)に入れ、さらに含水率を8~10%まで落とします。そこでやっと家具をつくるための狂いの少ない材料ができます」と話すのは山室木工営業部長の岸田琢央さん。独自のノウハウで乾燥させる理由は「均等に乾燥させて安定した品質を保つことができるからです」。

 もう一つ同社のこだわりは、北海道で育ったミズナラやカバを使っていることです。多くの家具メーカーが輸入材を使う中で、同社は北海道産材にこだわり続けています。

「北海道で育ったナラやカバの木目は、目が詰まっていて上品な美しさがあります」と岸田さん。その木目を生かすことも自社乾燥を選んだ理由の一つなのです。

 

■若い世代向けの民芸調家具も

山室木工は、1944年の創業以来、「暮らしになじむ家具」を大切にして作り続けてきました。確かな材の選択、材料の使い方や木目の方向を瞬時に判断して加工する技術、シンプルなデザインのなかに細やかな気遣いや丁寧な仕上げを施し、目に見えないところまでこだわっています。

北海道産のミズナラ無垢材でつくった「LINEA(リネア)」のワークデスクは、家事や育児に追われて、自分の時間がなかなか持てない女性に向けてつくられました。デザインは、両袖デスクでありながら重厚感はなくモダンでコンパクト。日常生活の動線のさまたげにならず、家事の合間にインターネットや手仕事などにも役に立つ便利なデスクです。「LINEA」はイタリア語で「線」を意味しており、天板横の斜めのカットやスリムな脚部に、「線」を意識して洗練された「LINEA」ブランドの特徴がよく表れています。

 ところで同社の家具づくりは、もともと民芸家具から始まりました。その原点となっているのが「北の匠」シリーズです。高級感あふれる北海道産カバ材のチェスト、民芸調の素朴で温かみあふれるキャビネット、民芸家具といえば、比較的高い年齢層に好まれる傾向がありますが、同社は若い世代をターゲットにしたシンプルで斬新な民芸調のキャビネットもつくっています。その一つ一つの、あらゆる部分に作り手の想いと「いのち」が感じられます。

 

■職人たちの思い

同社は、目に見えない作りにもこだわっています。その一つが「ホゾ接合」で、木を削って作った突起のホゾとホゾ穴によって接合する昔ながらの工法です。精度の高さが要求されるとともに、しっかりと強固に木材を接合することができます。また、扉や側面板には、四角く組んだ角材に鏡板をはめ込む「框組(かまちぐみ)」という手間のかかる工法を基本構造に採用しています。

岸田さんは、職人たちのこだわりと思いを、次のようなメッセージに託しました。「今では稀少になっている北海道産材の魅力をみなさんに知っていただければと思います。私たちは、限りある木材を有効活用しながら、一切無駄のない家具づくりを目指しています。その生育過程で生まれた表情を最大限生かすための努力を惜しみません。世界でたった一つのお客さまだけの家具をお届けします」

「LINEA」のワークデスク

 

 

岸田琢央さん

 

 

 

山室木工株式会社

北海道旭川市永山北3条6丁目2番38

電話 0166-48-1136

FAX 0166-48-2533

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