国産家具表示認定事業者のご紹介

家具でくらしを豊かに

   温かな心を持つ人を育てる (株)大雪木工

 

■ていねいな家具づくりを続ける

 旭川の隣町、東川町に拠点を持つ大雪木工は、この地域の家具メーカーの中でも屈指の広さを持つ工場で、大型機械を適所に導入するとともに、手作業と機械作業とのバランスを考えながらていねいな家具づくりを続けています。

 例えば、家具の表面には、よく化粧合板が使われていますが、家具の見栄えを左右する大切なところであり、多くのメーカーでは、化粧合板自体を仕入れて作業していますが、同社は突き板と呼ばれる0.2ミリ~1ミリに薄くスライスした板を、家具のデザインに合わせて化粧合板自体を貼り合わせて作る作業を自社で行っており、職人たちは、こだわりを持って作業しています。

 天然木の素材を生かしたシンプルなデザインの商品を揃えており、2011年には自然が生み出す木々の表情をモチーフにしたブランド「CODAMA(コダマ)」をデザイナーの岡部求邦さんとともに立ち上げました。

 学習デスクの「Grade(グラード)」(写真上)ではタモ材の自然な表情を生かし、同じくタモ材を使った「Noel(ノエル)」(同下)はデスク、椅子ともに5段階の調節が可能で、大人になっても使えるようになっています。 

■人を育てて家具作り

 大雪木工が特に大切にしているのは、人材です。「人を育てて家具作り。」を理念として掲げる同社は、1983年の創業当時から職人としての技術を磨けるよう社員、スタッフへの研修など人材育成に力を入れています。

「家具というのは、人の暮らしを豊かにするもの。その家具を単なる道具としてではなく、人のために役立つものとして接することができるかどうかが職人やスタッフの資質として求められます。そんな温かいまなざしを持った人を育ててきました」と話すのは、2000年に創業者の父親・長谷川将八郎さんの後を継いだ長谷川将慶社長です。 

 「創業当時は従業員を海外視察に連れて行ったこともありました。海外の製品を直に見ることによってセンスを学び、モチベーションを高めるのに有効でした。しかし最近では、現地まで足を運ばなくても情報が入ってくる環境になりました。技術も日本のほうが進んでいます」と国産家具の技術に誇りを持ち、新たなデザインを取り入れた家具づくりに取り組んでいます。

 旭川の家具メーカーの中には、一つ一つの製品を一人の職人がじっくりと作る会社もありますが、同社は早い時期から機械化を進めることで生産性を向上させ、価格を抑えた家具を製造してきました。相手先ブランドによる生産(OEM)も手掛け、大量発注を受けてもこなせるという強みを持っています。

■「国産家具」取得は自然の流れ

 基準の厳しい「国産家具表示認定」を取得したことについては「特別なことではなく自然の流れです」と長谷川社長。「旭川の家具のメーカーは、認定基準を外れた家具を作る方が難しいと言ってもいいほど、安心、安全、環境に配慮した家具を作り続けてきました。」と自信をみせました。

 ところで、国産家具の定義には、国産材の利用は含まれていません。現在、国内の家具メーカーのほとんどは、家具に必要な強度に優る広葉樹が国内に少ないという事情から、輸入材を利用しているというのが現状です。

 長谷川社長は、「できるだけ道産材、国産材を使うようにしています。輸入材にしてもJAS規格やアメリカ広葉樹輸出協会の木材のように合法性が証明された木材を使用しています」といい、さらに海外から取り寄せた銘木を使ったオリジナル家具も受注しています。

 「お客さんの趣味、趣向は多様化しているため、いい意味でこだわりは持たないようにしています」と長谷川社長。「ご要望に対しては、資材の入手状況や生産能力、環境、タイミングでその都度判断してベストな対応を心がけます」と語ってくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

株式会社大雪木工

北海道上川郡東川町北町4丁目13番2号

電話0166-82-2900

Fax0166-82-2918

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